食と衣の宝もの -白蓮舎展覧会-

2020.10.04

皆さまこんにちは。
またまたお久しぶりでの更新となってしまいました。
いかがお過ごしでしたでしょうか。

コロナ禍が、人生を根幹から見つめなおす機会にもなったように思います。
人は変化を嫌います。今までと同じが良いのです。
ですが、長い長い人類の、地球の歴史からすると、
変化しないものは滅びます。
私も変化は怖いです。ですが、変化を恐れず、えいっと飛び込めば、
なーんだそうだったのか…と、新しい世界が開けたりもします。

東慶寺もこの度、様々な変化がありました。
大地の再生に取り組んだり、拝観料を廃止したり、
本堂にあがっていただき、仏様近く拝んでいただけるようにしたり、
内外共に、ほんとうに様々です。

東慶寺の事もそうですが、個人的には、
本当に自分のやりたい事は何なのか、どう生きたいのか、
今一度自身に問いかけ、変化を生み出したいと思う日々です。

さて、そんな中、さっそくですがやりたかったことの一つでもあった
展覧会を開催させていただきたく存じます。

皆さまのご記憶にもまだ新しい「東慶寺ギャラリー」は2年前に
閉じましたが、東慶寺にはギャラリーは無くとも、白蓮舎という
素晴らしい建物があります。
普段はお写経で利用したり、お稽古事をしていたり、立礼茶室として
使ったり、様々な用途に用いています。

今後、不定期にではありますが、白蓮舎において展覧会を
開催してゆきたい所存です。

まずは第一弾として、大親友二人を招いて、
皆さまとのご縁つなぎをしたいと考えております。

昨年も開催させていただいたのですが、NIMAI-NITAIの廣中桃子さん、
そして、しばにゼミでもお馴染みの、studio482+ 宮本しばにさんです。

つくり手の息づかいさえも感じ取れるような服、そして台所道具。
どちらも日々の生活に欠かせないものですが、
その選択肢はごまんとあります。

彼女たちのフィルターを通ったものたちの素晴らしさは
言わずもがななのですが、
実際にご覧いただき、お二人のお人柄に触れていただき、
物を選んでいただきたいと思います。
自身が身に纏うもの、台所で使う道具から、様々な広がりと
豊かさが生み出される事でしょう。

コロナ禍により、町へ出てのお買い物もどこか気を使い疲れてしまう日々。
緑溢れるお寺の境内で、ゆっくりお過ごしいただきたいと思います。

日々の小さなより良き選択が、未来の自分や人生をつくる。
おおげさかもしれませんが、そう思っています。

皆さまのご来山、心よりお待ち申し上げております。

*そして、この展覧会に便乗して、私のかつてのインド料理の先生が作る
カレー皿もご紹介させてくださいね。
インドカレーにこれほど合う器は、他には無いと言い切れるすばらしさです。
スパイスの強い色合いに負けないお皿にはなかなか出会えずにいた時に、
芸大を出ていらっしゃる先生がご自身で作り始められたのです。

鎌倉では初めてのご紹介となります。
インドカレー愛好者の方、お楽しみに!
もちろん、お寺の庫裏でのまかないご飯にも度々登場しますので、
インドカレー以外にも使い勝手の良い器です。

studio482+宮本しばに
NIMAI-NITAI
食と衣の宝もの

於:白蓮舎
11月11日(水)~15日(日)
10時~16時
*お寺の開門時間は9時~16時
参拝料はいただいておりませんが、ご本尊様をお参りくださいね。