アーユルヴェーダ博物館

2022.03.20

念願のアーユルヴェーダ博物館を、東慶寺で開催できる運びとなりました。

2016年。ちょうど私が東慶寺に嫁ぐ直前に、京都の友人のサロンで開催された催しです。

インドに惹かれてやまない私は、もちろんアーユルヴェーダの事も知っていましたが、自身がサロンでたまに施術を受けたり、本を参考に色々と試してみる事があっても、ここまで詳しくアーユルヴェーダの歴史や、日々での活用法を知る機会はありませんでした。

禅宗では、その修行体系により、僧堂で修行生活を行っていれば、自ずと心身を整えることができる仕組みになっているように思います。
坐禅もその一つで、皆さまがよく知るところではありますが、修行道場にいるわけでもない、一般の社会に生きる人々が、坐禅のみで心身を整えるというのは、なかなかに困難が伴うと感じています。

そこで和尚とも相談をし、坐禅はもちろん、定例坐禅会を開催し、体験のみならず、継続的に坐禅を続けることを推奨していますが、それ以外に、心身を整える方法をお寺で紹介してゆこうという運びになりました。

「その皮切りとしてはやはり、アーユルヴェーダ博物館を開催したいなぁ・・・」という思いを温めておりましたところ、なんと京都のサロンの友人と、坐禅会にも通ってくださっている方が、共にアーユルヴェーダを学んだ仲だということがわかり、そこからとんとん拍子に話が進んでいったのです。

鎌倉・逗子を中心に、都内のセラピストさんもボランティアで関わってくださり、「皆さまにこの素晴らしい世界を知っていただきたい」という思いと意気込みが、私にもひしひしと伝わってきております。
そのことは、特設HPや、Instagramをご覧いただくだけでもおわかりいただけるかと存じます。

心や身体が病んでしまってからの復活には、時間とお金のみならず、多大なる労力がかかってきます。
そうなる前の自身を守る一助として、このインド古来より伝わる智慧を、皆さまと分かち合えればと願っております。

私自身、今回の博物館で、さらに学びを深める事ができるとわくわくしておりますし、皆さまと共に、今回与えられた生において、さらなる高み、深みを目指すことができれば、それほど嬉しい事は無いと思っております。

未知なる自身への旅こそ、人生そのもの。
「私とは何であるか」が、禅の根底にもあります。
様々な花の開花と芽吹きを迎えた春の東慶寺へ、是非お運びくださいね。

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【アーユルヴェーダ博物館 in 東慶寺】

3月26日(土)~28日(月)
〇開場時間 10時~16時
〇展示は書院・WSは白蓮舎にて
〇参拝料、展示拝観は無料
*お気持ちはご本尊様・聖観音様のお賽銭としてお納めください