9月おやこ論語塾 ご報告

2018.09.05

皆さまこんにちは。

9月2日、おやこ論語塾を開催致しました。7月はお寺の行事、8月は夏休みで、2ヶ月ぶりに先生や皆さんにお目にかかりましたが、少し日に焼けた元気そうなお顔が並びました。

「夏を連想するものは?」のご質問に始まり、「うなぎ!」から、土用(年に4回あります)のお話へ。季節の変わり目でもある土用には、古来より食べ物にも気を使ったようで、旬の食べ物の持つ力の話にまで及びました。

季節の話に着目すると、食べ物、植物、しつらえ、その季節特有の気候を表す表現など、たくさんの「ことば」と出会うことになります。受験のためだとか、無理やりに本を読んでことばを勉強するのはもったいない!元々季節の様々なことばを知っていたら、改めて勉強する必要もなく、自然と身につきますよ、、、と。

いつも論語の素読が始まる前にしてくださるお話は、我々大人も改めて学ばせていただけて、子どもを育てる上での指針となるような内容ばかりで有難いです。

論語塾の安岡定子先生は、大人も子どもも関係なく、淡々と話されます。今理解できるか、できないかではなく、もっと子ども達の深いところに向かって語りかけられているのだと思います。論語の素読の力をご存知だからこそ、それができるのでしょう。

思えば、人間誰でも、「耳から聴く」ことで、ことばを話すようになるのですから、当たり前といってしまえばそうかもしれませんが、ともすれば大人というのは、子どもは「わからないだろう」を前提に話したりしていないでしょうか。子どもと接していると、大人よりもずっと賢くて、様々なことがわかっているような気がします。

論語塾は、お参り(本堂→水月堂)→ 黙想(本堂)→ おやつの時間 → 論語塾 といった順序で開催しております。子どもたちがお参りしたり黙想する真剣な姿から、逆に私たちが忘れていたものを思い起こさせてもらっている気がします。

次回は10月7日(日)です。ご予約、詳しくはこちらをご確認ください。