台風の猛威

2019.10.20

皆さまこんにちは。
台風後の様々な処理、9月のお彼岸、
数ある行事をこなしたり、
日々の事で忙しくしているうちに、
前回の更新から一ヶ月以上経っておりました。

台風15号と19号。お寺やその周辺にも
大変な爪痕を残し過ぎ去ってゆきました。
御地はいかがでしたでしょうか。
まずは被害を受けられ、様々な苦難の渦中にある方々に
心よりお見舞い申し上げますと共に、
少しでも希望の光がさす事をお祈りしております。

さて、明らかに、地球環境の変化を感ぜずには
いられなくなっているようです。
日本でも、「春と秋」という四季の中でも比較的過ごしやすく、
厳しい季節に向かうまでの楽しみなひととき・・・
が、徐々になくなってきているような。
本秋だけで申しましても、彼岸花がお彼岸後に咲きましたし、
金木犀も、漸く数日前から香り始めました。

このままで境内の草花は大丈夫だろうかと危惧しております。
「大丈夫だろうか・・・」と思って何もしないでは
始まらないわけで、環境問題には、日々の取り組みが大切と、
2年前くらいからでしょうか、サランラップの代わりに、
できる限り蜜蝋ラップや、フードカバーをみつけてきては
使うようにしています。
蜜蝋ラップは、オーガニックの蜜蝋を使っていますので、身体にも
環境にも優しいのです。
フードカバーも、探すと面白いものや可愛らしいものがあります。

東慶寺では職員のお昼ご飯のまかないを作りますので、どうしても
余ったおかずや、その他サランラップに頼る事が多かったのです。
が、大量に出るサランラップのゴミに嫌気がさし、探していて
みつけたのが、蜜蝋ラップやフードカバーでした。
お台所の雰囲気も楽しくなる逸品です。

自身の食べる物や、買うもの一つが、世界の環境にも繋がっている
という意識が、まずは必要なのかと思います。
日本の場合、食品の大量廃棄問題、ファストファッションの流行から、
すぐに捨てられる衣服の廃棄問題などが深刻です。
これを選択しない人が増える事が、未来を変える事と、
なるべく手にしないようにしています。

お寺も、地球環境も、何でも一緒。
「自分さえよければ良い」という根性でいると、必ずしっぺ返し
が来ると思うのです。

未来の地球に生きる子ども達や、その次、またその次の世代に、
美しい世界をバトンタッチしてゆけるよう、自身やその周りを
見直す事がまずは必要かなと思います。

近頃の自然災害は、そういう大きな変化への機会を与えてくれて
いると申しますか、もう変わらないと先は無いよと言われている
ようで、誰もが皆、他人ごとではないのだと思っております。

*さて、しばにゼミの次回予告を楽しみにお待ちいただいている
方もいらっしゃるかと。今年はお寺の大きな行事がありますのと、
しばにさんもちょうど東京などでもイベントがあり、どうしても
都合がつかず、来年1月頃の開催を目指しております。
またこちらでご連絡させていただきますね。
それまで皆さん、自分が自分で自分を自分してらしてくださいね!