ゴーヤの佃煮
2018.09.07
長年に亘り、東慶寺の庫裏で様々なことをお手伝いくださったWさんのレシピ、ゴーヤの佃煮。
昨年のとある日、Wさんが大量にお持ちくださり、最初は「ん?!?!甘いっ!!!」とびっくりしたのですが、様々なおかずや白いごはんと一緒にいただくうちに、もう、夏の食卓にこれ無しでは寂しくて仕方が無いほどになりました。
今年も、いつも新鮮で美味しいお野菜をお届けくださるIさんのゴーヤと、うちの畑で育ったゴーヤを合わせて、2キロほどの量を2回作りました。毎日の職員のまかないに出しますと、何人かの苦手な人を除き、皆大好きであっという間になくなります。
醤油と砂糖と酢を煮立てたところへ、湯がいたゴーヤとごま、おじゃこを入れて、煮詰めます。最後にかつをぶしを入れて完成。
お味の想像がつかない方は、「いかなごの佃煮」の甘さをご想像いただくと近いかと存じます。関東では馴染みがないかもしれませんが、神戸あたりでは、春には家々から甘い香りが漂うくらいによく作られます。
春は神戸から届くいかなごの佃煮。夏はゴーヤの佃煮。秋と冬の甘い佃煮を、旬の素材で考えねばなりません。
さて、そろそろ盛りを過ぎた感のある畑のゴーヤ。最後の収穫も、佃煮になることでしょう。