カシミール-花鳥風月- NIMAI NITAI 展
カシミール-花鳥風月-
NIMAI NITAI 展
会期 2023年11月17日(金) -20日(月)
場所 北鎌倉 東慶寺 白蓮舎
時間 10:00~16:00
*展示会中は会場にて、チャイとインド菓子の
喫茶のご用意がございます。
秋深まり、冬を迎える支度をする頃、待望のニマイニタイさんの秋冬コレクションの展示会を開催させていただく運びとなりました。
もうご存知の方も多くいらっしゃるかと存じますが、ニマイニタイ?!って何?という方はこちらのブログを是非ご覧になってみてくださいね。
代表の廣中桃子さんとはもう10年来の友人ですが、京都の小さな雑貨屋さんでの出会いが始まりでした。
粘り強くインドでの活動を続け、最貧州の1つでもあるビハール州・ブッダガヤの村に、糸紡ぎの就業施設を設立されるに至りました。
彼女がインドの人たちと生み出す物達は、様々な物語の上に成り立っていて、その1つ1つが宝物のように思えます。
何を選んで身につけるか、どんな物と生活を共にするのかで、自分自身も、人生も変わってゆきます。
大地の再生が進み、人と自然が近くなった東慶寺境内にて、そんな素敵な物たちと出逢いに、是非いらしてください。
お待ち申し上げております。
東慶寺 井上紀子
2023年7月
念願叶ってカシミールを訪れ、手つかずの美しい自然や
土着の動植物からインスピレーションを受けた手仕事の数々に触れることができました。
秋冬コレクションではカシミールを代表する芸術品ともいえる繊細な刺繍を施したパシュミナストールや、
彼の地の厳しい冬の寒さにかかせない重厚なメリノウールの手織り布による洋服など、素朴な職人たちの尊い仕事により生み出されたものたちをご紹介します。
nimai-nitai
廣中桃子
ブッダガヤでの10年の歩みとこれから
2022年より徐々に渡航が再開しました。
鮮やかな色、賑やかな音、さまざまな匂い、インドにあふれるエネルギーを再び肌で感じながらの生産体制が戻ってきました。
変化したことと言えば、長年ブッダガヤのアトリエに勤めていたベイビーちゃんが結婚し、母になっていたことです。今は子育てをしながら家でハンドワークの仕事に励んでくれています。
幼い少女が母となるまでの成長のように、ブランドも一歩一歩そのあゆみを進めてきました。
もう1つの変化は、ブッダガヤ・ハティヤール村で2015年から着想し取り組んできたカディ(手紡ぎ、手織りの布)の糸紡ぎの就業を、さまざまな方のお力添えをいただき、ようやくスタートすることができたことです。
イギリスの植民地時代、「カディを復興することこそがインドを取り戻す事である」と言われていました。
カディはインド独立の象徴とされています。
図らずも、ハティヤール村にできたカディの糸紡ぎの就業施設は、インド独立記念日とされる8月15日に始まりました。一方向の金銭的支援ではなく、仕事を作り、自力で生活を賄う仕組みをつくることがブランド NIMAI NITAI を創業したときからの目標の一つです。
成長が著しいインドの変化も愉しみながら、私たちにしか作れない一枚をお届けし続けていきたいです。