東慶寺×Bee Eco Wraps Japan  大地の再生スタディーツアー ご報告

2022.12.13

皆さまこんにちは。

2022年12月11日、東慶寺×Bee Eco Wraps Japan  大地の再生スタディーツアーが開催されましたのでご報告申し上げます。

よくご参拝いただいている皆さまや、SNSをご覧いただいている皆さまはご存知かと思いますが、東慶寺の売店では、繰り返し利用が可能な蜜蝋ラップ、Bee Eco Wrap(以下BEW)の取り扱いをさせていただいております。

これはそもそも、私が嫁いできた時に、お昼のまかないの残り物にラップをかけて冷蔵庫にしまい、毎日あまりに大量にラップを使い捨てる事に疑問を持った事から、何か良いものはないかと探し、使うようになった優れものな商品なのです。

BEW 公式HPよりお写真拝借

さらに、2019年の大型台風で境内の大きな木々が倒れ、甚大な被害が出た事により、もはや地球規模での環境破壊や環境問題を無視できない事を悟り、売店で啓蒙活動を兼ねて皆さまにご紹介しはじめたのが、BEWを日本で扱うティーム有限会社様とのご縁となります。

どのような場所で自分達の扱う商品が販売されているのか見学したいと、担当の星さんはじめ皆さまはお寺にも度々お参りくださっていましたが、私どもで行っている「大地の再生」にも、かねてより関心をお持ちいただいておりました。

また、ティーム有限会社の代表の方と、大地の再生・矢野智徳さんの映画『杜人』を作り上げた前田監督がお知り合いだったというご縁もありました。

そんなこんな流れから、BEWさんが2021年より始められた『1% for Nature』に、東慶寺の大地の再生をお選びくださったのです。

―――――『1% for Nature』――――――

豊かな自然からの毎日の恩恵に感謝し、小さな一歩でも大きな結果へと繋がることを目指して、売上の1%を自然環境保護活動へ支出・寄付するプロジェクト

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そしてこの活動は、単にお金を寄付をするのみならず、参加型のイベントの開催や、人と人、そして環境を繋げるものとして活動をなさりたいというお考えをお持ちで、今回、BEWさん主催で、東慶寺を会場として大地の再生スタディーツアーが開催される運びとなり、2022年12月11日にその日を迎えたのでした。

当日は16名の参加者の皆さまが御集りくださり、下記のような順序でこのツアーを開催致しました。

〇あらまし
BEW担当星様より、BEWと東慶寺のご縁
企画の概要の説明

〇住職より、大地の再生を東慶寺で始めたきっかけや矢野さんとのご縁についてをお話

〇『杜人』前田監督による、東慶寺シーンの特別上映(10分)

〇大地の再生を実際に行うスタッフ、東慶寺・飯島より活動紹介

〇参加者自己紹介

〇境内見学

〇感想共有&お茶と御菓子の時間

〇住職・BEW星さんによる終わりの挨拶

境内で初めて大地の再生が入った場所

 

分断された水脈をどう繋げたのかを観察 元々黒い塀が建っていた場所

 

このブログで、和尚や飯島さんのお話、皆さまのお話などはあまりに長くなりますのでご紹介は致しませんが、
実際にその場にいて聴いて、境内を見て感じて、時間を共有してこそ伝わり合うものがあると思いますので、今後もこのような機会を東慶寺独自に設けていきたいと思っております。

「東慶寺の 東慶寺による 東慶寺のための大地の再生」を行ってきた2年間を経て、今後は、北鎌倉、鎌倉、神奈川県、相模湾流域などにまで広く影響を及ぼすこの活動を続け、ツアーに参加なさる皆さまがまたお住いの土地で少しずつでも意識をもって大地の再生を行っていけば、日本国内において、点と点がつながり線を結び、大きな動きとなってゆく事でしょう。

今回集まってくださった皆さまとは、教える側と教えられる側ではなく、我々も含めて一人一人が、他の方の感じ方やお話を聞いて、それぞれに気づきが与えられる時間と場所であった事と存じます。

住職や私も、大地の再生に理解と敬意を示してくださる皆さまとのお出会いに、とても心強い思いを抱き、支えられております。
ご参加いただきました皆さま、BEWの皆さまに心より感謝申し上げます。ほんとうに、有難うございました。
今回ご参加いただいた皆様のその後も知りたいです。また是非お会いしましょう!
そしてまたこれから出会う皆さまとのご縁も楽しみにしております。
どうかこの活動を、見守り続けていただきますよう、宜しくお願い申し上げます。